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外壁塗装が剥がれたときの対応|剥がれる原因と予防策

外壁塗装が剥がれてきた時に、どうしたらいいのかとわからない方も多いのではないでしょうか。 外壁塗装の剥がれを放置してしまうと、雨漏りにつながる可能性もあるので危険です。 そもそもどうして剥がれてしまうのかといった原因も気にしなければいけません。 塗料には耐用年数があるので経年劣化が理由の場合もあれば、施工時の初期不良の可能性も考えられます。 外壁塗装は安くはないので、剥がれが起きないように予防もしていきたいものです。 この記事では、外壁塗装が剥がれる原因と剥がれてしまった時の対応を紹介します。

外壁塗装が剥がれてきた時に、どうしたらいいのかとわからない方も多いのではないでしょうか。

外壁塗装の剥がれを放置してしまうと、雨漏りにつながる可能性もあるので危険です。

そもそもどうして剥がれてしまうのかといった原因も気にしなければいけません。

塗料には耐用年数があるので経年劣化が理由の場合もあれば、施工時の初期不良の可能性も考えられます。

外壁塗装は安くはないので、剥がれが起きないように予防もしていきたいものです。

この記事では、外壁塗装が剥がれる原因と剥がれてしまった時の対応を紹介します。

外壁塗装が剥がれる原因

外壁塗装が剥がれる原因は大きく分けて二つあります。

施工不良の場合と経年劣化によるものであることが多いです。

それではこの二つの原因を詳しくみていきましょう。

施工不良

塗装後一年以内に剥がれが起きた場合は、施工不良であることが多いです。

この場合の施工不良とは、塗装業者による施工時の不備や不具合のことを指します。

下地処理が不十分

外壁塗装の剥がれは、塗装する前に行う下地処理の不足によって起こることが最も多いです。

下地処理とは、塗装する前に外壁を綺麗にして塗料の密着をよくする作業のことです。

高圧洗浄やケレン作業を行って、古い塗料や汚れを落としてから塗装をするのですが、これらの作業が不十分だと、塗料がしっかりと密着せず短期間で剥がれる原因となります。

外壁塗装の工程はこちらの記事で紹介していますので、気になる方はご覧ください。
外壁塗装の全工程・期間を詳しく解説

下地や塗料の組み合わせが悪い

外壁塗装では、下塗り→中塗り→上塗りというように重ね塗りをします。

これらに使う塗料の相性が悪いと剥がれの原因になります。

また、外壁材と塗料の相性や、硬化剤を混ぜるタイプの塗料では、塗料と硬化剤の組み合わせも大切です。

このような塗料の選定ミスは、塗装業者の知識・経験不足や事前の調査不足が原因で起こることが多いです。

下塗り不良

前項で述べたように、一般的な外壁塗装では下塗り→中塗り→上塗りに分けて塗ります。

このうち、中塗りと上塗りは防水や美観対策、下地の劣化対策が主な目的です。

一方、下塗りの役目は、中塗りや上塗りの塗料をしっかりと下地に密着させることです。

そのため、下塗りを省略したり足りていないと、下地と密着しないため、剥がれの原因となります。

希釈が不適切

塗料は原液では塗れないので、水やシンナーなどで希釈して使用します。

塗料原液と希釈剤の割合は「希釈率」と呼ばれ、メーカーによって指定があります。

この希釈率を守らないと、塗装が剥がれる原因になります。

必要以上に希釈剤を混ぜて薄めると、塗りやすくなるうえ、少ない塗料で広い面積を塗れるようになります。

悪質業者が材料費を節約するために行っていることがあるので注意してください。

乾燥不足

塗料はメーカーによって乾燥時間が指定されています。

この乾燥時間を守らずに、塗料が完全に乾ききっていないのに次の塗料を重ねると、通常よりも脆弱な塗膜になってしまいます。

剥がれの原因になるだけでなく、逃げられなくなった湿気が熱で膨張して浮きや膨れの原因にもなります。

塗膜の硬化不良

ポリウレタン樹脂塗料などの2液硬化塗料は、塗料と硬化剤を混ぜて使います。

普通の業者ではまずあり得ないことですが、この硬化剤を入れ忘れたり、混合比を間違えたりすると硬化不良が起こります。

また、硬化剤の中には水分と反応しやすいものがあり、塗装後すぐに雨に濡れたり結露が起きると硬化不良を起こします。

下塗りと中塗り、中塗りと上塗りの間隔が空いた

下塗りと中塗り、あるいは中塗りと上塗りの間隔が空きすぎると、塗膜の表面が劣化して脆弱な層ができてしまいます。

また、塗膜の上に異物が付着すると塗料の密着が悪くなります。

建物の構造上の問題

このケースで一番多いのが、外壁サイディングの「直貼り工法」です。

これは2000年以前に建てられた一般住宅に多い工法で、外壁の内側に通気スペースがないため、湿気が逃げるときに塗装が剥がれてしまいます。

現在は、サイディングの内側に通気スペースを設けた「通気工法」の建物が多いです。

経年劣化

外壁塗装をしてから10年以上経過している場合は、経年劣化による塗膜の劣化が原因の可能性が高いです。

塗料の耐用年数が短いほど、早期に剥がれる傾向にあります。

ただし、周辺環境によっても異なるので、耐用年数よりも早く剥がれが生じることもあります。

外壁塗装の剥がれを放置するのは危険!

外壁塗装に剥がれが生じている場合は、早急に補修する必要があります。

なぜなら、外壁塗装の剥がれを放っておくと、周囲に広がってさらに補修が大変になったり、住宅の寿命を縮めてしまう可能性があるからです。

外壁塗装の大きな役割は、外壁を水から守る防水効果があります。

外壁塗装が剥がれた部分は、防水されていない状態なので、外壁材や建物の内側に雨水などが侵入してきて雨漏りが発生したり、外壁材を腐食させる原因になりえます。

外壁塗装が剥がれた時の対処法

それでは、外壁塗装が剥がれた時の具体的な対応を紹介します。

外壁塗装業者に連絡する

外壁塗装の剥がれが見つかったら、まずは前回塗装してもらった塗装業者に連絡しましょう。

塗装業者に診てもらえば、「本当に塗装が剥がれているのか」「補修が必要であるか」「補修にかかる費用」などがわかるため、適切な判断をすることができます。

当時の資料と保証範囲を確認

点検の日程が決まったら、当時の資料を用意しておきましょう。

・見積書
・工事契約書
・保証書

外壁塗装の見積書と契約書には、外壁塗装に使用した塗料や工事仕様が記載されていることが多いです。

外壁塗装を契約した段階で、塗料の選定や作業内容にミスがなかったか確認しましょう。

そして、保証書には保証箇所や保証範囲、期間などが記載されているはずです。

外壁塗装の剥がれ補修にかかる費用相場

外壁塗装の剥がれ補修にかかる費用は、80~150万円(一般的な2階建て住宅で塗り面積200㎡)が目安です。

ただし、劣化状態や住宅の大きさ、補修に使用する塗料によっても変動するので、実際にかかる費用が上記の相場と離れることも少なくありません。

外壁塗装で剥がれを起こさないための予防策

外壁塗装の剥がれを起こさないようにするには、適切な施工をしてもらうことが大切です。

まずは、信頼できる業者を選ぶことが第一に重要です。

業者が決まったら、契約書の内容や工程をしっかり確認しましょう。

あとは、工事に立ち会ったり、工事中の写真を残しておくことで、塗装職人の緊張感が上がり手抜き工事を防ぐ効果があります。

まとめ

外壁塗装は、信頼できる塗装業者を選ぶことで短期間での剥がれなどの不具合を防ぐことができます。

面倒だからといって、剥がれが起きているのに放置していると、周囲に広がり雨漏りが起きたりとさらに大きな補修が必要になり費用もかかってしまうので早急に補修しましょう。

外壁塗装をお考えの方は、住まいるヒーローズにお任せください。

ご相談やお問合せもお気軽にお待ちしております。

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