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屋根塗装の費用相場はいくら?平米単価と総額目安を解説

屋根塗装は、家を長持ちさせるために欠かせないメンテナンスです。しかし「外壁塗装はよく聞くけれど、屋根塗装はいくらかかるのか分からない」という声も多くあります。平米単価と総額の目安を知っておけば、見積もりが高いのか妥当なのか判断しやすくなり、無駄な出費を避けられます。今回のお役立ちコラムでは「屋根塗装の費用相場」を、平米単価と総額目安に分けてわかりやすく解説します。

屋根塗装の費用相場はいくら?平米単価と総額目安を解説

屋根塗装は、家を長持ちさせるために欠かせないメンテナンスです。しかし「外壁塗装はよく聞くけれど、屋根塗装はいくらかかるのか分からない」という声も多くあります。屋根は外壁よりも面積が小さいとはいえ、勾配や形状、塗料の種類によって金額が大きく変わるため、相場感を持っておくことが重要です。

平米単価と総額の目安を知っておけば、見積もりが高いのか妥当なのか判断しやすくなり、無駄な出費を避けられます。

今回のお役立ちコラムでは「屋根塗装の費用相場」を、平米単価と総額目安に分けてわかりやすく解説します。

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屋根塗装が必要な理由と基本知識

屋根塗装が必要な理由と基本知識

屋根は日々強い紫外線や雨風にさらされ、外壁以上に劣化が進みやすい部分です。定期的な塗装を行わなければ防水性能が低下し、雨漏りや内部構造の腐食を招く危険があります。

ここでは、屋根塗装の役割やタイミング、屋根材ごとの違いについて整理します。

屋根塗装の役割(防水・断熱・美観維持)

屋根塗装の一番の役割は防水です。塗膜が屋根材の表面をコーティングし、雨水の浸入を防ぎます。また、遮熱塗料や断熱塗料を使えば室内の温度上昇を抑える効果も期待できます。

さらに、屋根は外観の印象を大きく左右する部分であり、色あせや劣化が進むと建物全体が古く見えてしまいます。塗装を施すことで見た目が美しくなるだけでなく、耐久性と快適性を高める役割も果たすのです。

塗装が必要になるタイミング(劣化サイン)

屋根塗装の目安は10〜15年に1度といわれますが、環境や屋根材によって前後します。

代表的な劣化サインは、

①色あせやツヤの低下

②コケやカビの発生

③ひび割れや塗膜の剥がれ

④雨染みや水のしみ込み

これら4つです。

とくにコケやカビが広がっている場合は防水機能が低下している証拠であり、放置すると雨漏りのリスクが高まります。これらのサインが見られたら、早めに専門業者へ点検を依頼し、必要に応じて塗装を検討することが大切です。

屋根材の種類による塗装可否と違い

屋根材によって、塗装が必要かどうか、また費用がどの程度かかるかが変わります。スレート瓦(コロニアル)は塗装必須の代表例で、10〜15年で塗り替えが推奨されます。金属屋根もサビ防止のために塗装が効果的です。

一方、陶器瓦や洋瓦は塗装不要で、割れやズレがなければそのまま使用できます。つまり「屋根なら必ず塗装が必要」というわけではなく、屋根材ごとの特徴を理解して適切にメンテナンス方法を選ぶことが重要です。

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屋根塗装の費用相場(平米単価と総額目安)

屋根塗装の費用相場(平米単価と総額目安)

屋根塗装の費用は「屋根の面積 × 平米単価」で算出されるのが基本です。外壁と違い屋根は勾配があり、作業の難易度が高いため、単価はやや高めに設定される傾向があります。

さらに、塗料の種類や下地補修の有無によっても金額が変わります。費用相場を把握しておけば、見積もりの内訳を理解しやすくなり「高すぎるのでは?」といった不安も解消できます。ここでは、平米単価・総額の目安、さらに塗料ごとの相場を整理して解説します。

平米単価の相場(2,500〜4,500円/㎡)

屋根塗装の平米単価は、一般的に 2,500〜4,500円/㎡ が目安です。内訳は、塗料代・職人の人件費・高圧洗浄や養生などの付帯作業費が含まれています。勾配が急な屋根や3階建て以上の住宅では作業の安全対策が増えるため、単価は高めに設定されやすいです。

たとえば100㎡の屋根を塗装する場合、25万〜45万円程度が塗装工事費の相場となります。この単価を基準に、自宅の屋根面積を確認しておけば、見積もりの妥当性を判断しやすくなります。

30坪・40坪住宅の総額目安(30万〜80万円前後)

屋根塗装の総額は、坪数や屋根形状によって大きく変わります。延床30坪住宅(屋根面積約80〜100㎡)なら 30万〜50万円程度、40坪住宅(屋根面積約100〜130㎡)なら 40万〜80万円程度が目安です。屋根が寄棟や入母屋のように複雑な形状で面積が広くなると、同じ坪数でも費用は高くなります。

また、築年数が経って下地補修が必要な場合も追加費用が発生するため、見積もり段階で「補修費用込みかどうか」を確認することが大切です。

塗料別の費用相場(シリコン・フッ素・無機など)

塗料の種類によって費用と耐用年数は大きく変わります。もっとも一般的なシリコン塗料は 2,500〜3,500円/㎡(耐用年数10〜12年)、フッ素塗料は 3,500〜4,500円/㎡(耐用年数15〜18年)、無機塗料や高耐久タイプでは 4,000〜5,000円/㎡(耐用年数20年以上) になることもあります。

初期費用を抑えるならシリコン、長期的なコストを抑えたいならフッ素や無機を選ぶのが一般的です。塗料ごとの特徴とライフサイクルコストを比較して、自宅に合った選択をすることが重要です。

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屋根塗装費用を左右する要因と節約ポイント

屋根塗装費用を左右する要因と節約ポイント

屋根塗装の費用は、単純に「屋根の広さ」だけで決まるわけではありません。実際の見積もりには、勾配の角度や屋根の形状、付帯工事の有無など、さまざまな要素が影響しています。

同じ30坪の住宅でも、屋根が切妻か寄棟かで塗装面積は変わり、総額に差が出ます。さらに、足場代や補修費用など付帯作業の有無も費用に直結します。こうした要因を理解しておけば「なぜ見積額に差があるのか」を冷静に判断でき、無駄な出費を抑える工夫につなげられます。

ここでは代表的な要因と節約のポイントを紹介します。

屋根の勾配・形状・面積による違い

屋根塗装費用に最も影響を与えるのが、屋根の勾配(傾き)と形状です。勾配が緩やかな屋根は作業がしやすく、施工面積も少なめで済むため費用は比較的安く抑えられます。

一方、勾配が急な屋根は安全対策に手間がかかり、足場や屋根足場(屋根に設置する仮設台)が必要になるため、追加費用が発生します。また、寄棟や入母屋など複雑な形状の屋根は塗装面積が増え、単純な切妻屋根に比べて数万円〜十数万円高くなるケースもあります。

つまり、同じ坪数でも屋根の形状によって費用は変動するのです。

足場代・高圧洗浄・下地補修など付帯費用

屋根塗装には、塗料代や職人の作業費だけでなく、付帯作業の費用も含まれます。代表的なのが足場代(15万〜25万円程度)です。屋根塗装単独で工事を行う場合でも足場は必須であり、総額の中で大きな割合を占めます。

さらに、施工前の高圧洗浄(1万〜3万円)、下地補修(ひび割れ補修や棟板金の交換など数万円〜十数万円)が追加される場合があります。見積もりを確認するときは「どこまでが基本費用に含まれているか」「追加項目として計上されていないか」を必ず確認し、費用の透明性を確保しましょう。

外壁と同時施工による節約効果

屋根塗装を行う際、外壁塗装と同時に実施すると大幅な節約が可能です。最大の理由は足場代の共有です。屋根と外壁を別々に塗装すると、それぞれで足場を組む必要があり、15万〜25万円の足場代が二重にかかってしまいます。

しかし、同時に工事を行えば足場は1回分で済むため、数十万円の節約効果があります。また、工期も短縮でき、住まいへの負担も減ります。屋根と外壁の劣化サイクルは近いため、両方の工事時期を合わせて実施することが最も効率的です。

節約と品質確保の両立を目指すなら、外壁との同時施工を積極的に検討しましょう。

相場を理解して無駄のない屋根塗装を

屋根塗装は建物を長持ちさせるために欠かせない工事ですが、費用相場を理解しておかないと不要な出費や不十分な工事につながる恐れがあります。

一般的な平米単価は 2,500〜4,500円/㎡、30坪住宅で30万〜50万円、40坪住宅で40万〜80万円前後が目安です。塗料によっても金額は変わり、シリコン塗料なら比較的安価に、フッ素や無機塗料なら初期費用は高いものの長期的なコストを抑えられる場合があります。

また、費用を左右するのは屋根の広さだけではなく、勾配の角度や形状、足場代・補修費用といった付帯工事も含まれます。外壁塗装と同時施工すれば足場代を共有でき、数十万円の節約につながるのも大きなポイントです。

大切なのは「相場を基準にしつつ、自宅の条件に合わせて見積もりを精査すること」です。平米単価と総額目安を理解しておけば、適正価格で無駄のない屋根塗装を実現でき、住まいを安心して守ることができます。

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屋根塗装の費用は「住まいるヒーローズ」に相談して最適解を

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屋根塗装の相場は平米単価2,500〜4,500円/㎡が目安で、30坪なら30万〜50万円、40坪なら40万〜80万円前後に収まるケースが一般的です。ただし最終金額は、勾配や屋根形状、足場の要否、下地補修や塗料グレード(シリコン/フッ素/無機)などで大きく変動します。

重要なのは「相場を知る→自宅条件で精査→内訳で納得」という順番で判断すること。とくに外壁と同時施工で足場を共有すれば数十万円規模の節約が期待でき、費用対効果が高まります。

住まいるヒーローズ|株式会社エースでは、屋根面積の実測、劣化診断、ライフサイクルコストに基づく塗料提案までワンストップで対応し、無駄のない見積りをお約束。まずは相場の疑問やご自宅の条件をお聞かせください。問い合わせフォーム、メール、電話でのご相談はもちろん、ショールームへのご来店も歓迎しています。

理にかなった価格で、住まいを長く守る屋根塗装を—住まいるヒーローズがお手伝いします。

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長谷川 昭人

WRITER長谷川 昭人

代表取締役

平成10年に塗装職人をスタートさせ、個人事業主のときも含めると創業24年以上。今では、国家資格の一級塗装技能士の検定員として職人の検定や実技の指導をするほど、塗装に関する技術や知識を認められるようになる。 アステックペイントというオーストラリアでの遮熱塗料シェアNo1の日本法人からも「関西での実績No1だ」と言われるようになりました。 経営理念、「住まいを通じて『安心』『快適』『感動』を証明する」を元に、お客様と社員の喜びづくりを軸に活動中。

[更新日: 2025-9-27]

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