
台風が過ぎたあと、自宅の外壁や屋根、室内に異常がないか確認していますか?台風後の点検は、被害を最小限に抑えるためだけでなく、火災保険の適用判断や、業者への正確な見積もり依頼にも直結する大切なステップです。今回のお役立ちコラムでは「台風後の雨漏りチェックポイント30項目」を解説します。

台風が過ぎたあと、自宅の外壁や屋根、室内に異常がないか確認していますか?
「何も起きていなさそうだから大丈夫」と思って見逃した小さな異変が、数日後に雨漏りという形で現れることは少なくありません。
とくに川西市では、山間部特有の風の巻き込みや急な豪雨の影響で、窓まわり・ベランダ・屋根の一部から水が侵入する事例が多数報告されています。台風後の点検は、被害を最小限に抑えるためだけでなく、火災保険の適用判断や、業者への正確な見積もり依頼にも直結する大切なステップです。
今回のお役立ちコラムでは「台風後の雨漏りチェックポイント30項目」を解説します。
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台風後の雨漏りは「その日に点検するかどうか」で差が出る

「雨は止んだから安心」と思っていると、数日後に天井から水が落ちてきた。そんな事例は、川西市内でも後を絶ちません。
雨漏りは発生した瞬間に気づけるとは限らず、初期段階を見逃すかどうかで、その後の被害規模と対応コストに大きな差が生まれます。
すぐに確認しないと「保険が降りない」ことも
火災保険の多くは、風災・水災による建物被害に対応していますが「台風被害であることを証明できるかどうか」が支給の条件です。
つまり、被害を確認したタイミングでの記録や写真が残っていなければ「経年劣化」と見なされ、保険対象外と判断される可能性があります。
・雨漏り箇所の写真は、当日中に「全体+アップ」で撮影するのが理想
・外壁のひび割れや瓦のズレは、日付入りの写真を残すことで証拠力が増す
・申請時には「いつ・どこに・どう被害が出たか」を説明できる状態が必要
とくに台風直後は、保険会社・施工業者ともに対応が混み合うため、記録と申請準備をいち早く進めた人がスムーズに対応を受けられます。
雨漏りは数日後に出てくるケースもある
「今日見た限り異常はなかったのに、数日後に天井に染みができた」
こうした遅れて出てくる雨漏りは非常に多く、実際には台風当日にすでに水が入り込んでいたというケースがほとんどです。
・断熱材や石膏ボードが水を含み、2〜3日かけてゆっくりと染み出す現象がある
・壁の中で水が停滞し、室内に出てくるまで時間差があることも
・外側に傷がないように見えても、内部の微細なクラックから浸水している可能性あり
このような症状は、早期発見できれば応急処置で被害拡大を防げます。台風翌日だけでなく、その数日間も注意深く観察を続けることが重要です。
川西市内でも「見逃しからの二次被害」が多発
川西市の特性として、斜面地や風の強いエリアが多く、台風時には特定の方向からの風雨が偏って吹き込む傾向があります。そのため「雨漏りリスクのある場所は毎回違う」ということを念頭に置く必要があります。
・屋根では棟板金の浮き・外壁の目地割れ・換気口からの侵入が発生しやすい
・ベランダ排水が詰まって逆流→室内側へ浸水したケースも多数
・風上と風下で被害状況が異なるため、建物全周を回って点検することが不可欠
とくに「被害が出たかどうか分からない」場合は、LINEやメールで写真を送って専門業者にチェックしてもらうという手段が、有効かつスピーディーです。
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雨漏りを見逃さない30のチェックポイント

台風後の雨漏りは「気づいた者勝ち」です。しかし実際には、チェックすべき場所が多すぎてどこを見ればいいのかわからないという声が多く、川西市内でも被害の初期兆候を見逃して手遅れになる例が後を絶ちません。
ここでは、チェックリストで網羅する全30項目の中から、とくに重要なポイントを室内・屋外・感覚別に10項目ずつ抜粋して紹介します。
室内で確認すべき10項目
台風後、まず確認すべきは「家の中の異常」です。
雨漏りは天井からだけでなく、壁・窓まわり・床下など思わぬ場所から発生します。
・天井や壁紙にシミ、変色が出ていないか
・クロスが浮いていたり剥がれていないか
・サッシ周辺に濡れ・結露・黒ずみがあるか
・フローリングが湿っている/床鳴りが増えた
・押し入れや収納スペースがカビ臭くないか
・ブレーカー周辺に水の跡や湿気はないか
・ダウンライト・照明の周囲が変色していないか
・エアコンの風が弱くなっていないか(室外機浸水)
・浴室や脱衣所の天井に染みが出ていないか
・洗濯機置き場付近が湿っていないか
室内点検は「濡れていない=大丈夫」ではなく「変化があるか」で判断することがポイントです。
外まわりで確認すべき10項目
室内に異常がなかった場合でも、屋根・外壁・排水まわりの不備が雨水の侵入口になっている可能性は十分にあります。
以下のようなポイントを目視でチェックしておきましょう。
・屋根材(瓦・スレート・金属)にズレや浮きがないか
・棟板金が浮いていたり、釘が飛び出していないか
・外壁にヒビ割れ・クラックが入っていないか
・サッシまわりのコーキングが切れていないか
・ベランダやバルコニーの排水口が詰まっていないか
・雨樋が外れていたり、水が流れていない箇所がないか
・換気口やエアコン配管周りからの吹き込み跡がないか
・屋外コンセントやインターホンに水滴が入っていないか
・外階段や外構(塀・門柱)が傾いていないか
・土間コンクリートや基礎まわりに濡れや染みが残っていないか
これらはすべて「台風時に水が侵入しやすい場所」です。外回りは一周しながら写真を撮ると、後から振り返りやすくなります。
雨漏りの前兆を見逃さない10項目
最後に、目に見える被害だけでなく「雨漏りが始まる直前のサイン」にも注意を向けましょう。感覚・音・においなど、意外な変化が雨漏りリスクの前兆であることもあります。
・雨音がいつもより響く、バチバチと天井から聞こえる
・室内が妙に湿っぽく感じる、カビ臭がする
・普段乾いている場所に足裏が冷たく感じる
・照明を点けると一瞬暗くなることがある(漏電の兆候)
・エアコンや換気扇から「水っぽい音」がする
・床下収納が湿っている/収納内の紙類が波打っている
・ペットや子どもがいつもと違う場所を避けている
・雨の日だけWi-Fiや電波の調子が悪くなる
・掃除機をかけると異臭がする
・1階の壁紙がベコベコしている(内側で水分滞留)
こうした感覚の変化も、放置せず記録・撮影しておくことが保険対応や業者相談時に役立ちます。
写真の撮り方・記録の残し方で保険対応が変わる

台風後に自宅の異常に気づいたら、次にすべきは「記録」です。雨漏りの修理や火災保険の申請、業者への見積もり依頼まで、写真とメモの精度でその後の対応がスムーズに進むかが決まります。
ここでは、スマホでできる写真の撮り方と、記録整理のコツを解説します。
写真は引き+寄りのセットで撮る
「写真はたくさん撮ったけど、どれが必要かわからない」
そんな声をよく聞きますが、見る人(保険会社や業者)にとってわかりやすい構図で撮ることが重要です。
・基本は【引き(全体)+寄り(部分アップ)】の2枚1セット
・外壁のヒビなら、家全体→ヒビ周辺→ヒビの接写という流れで3段階
・濡れた天井や壁も、部屋の全景とともに撮っておくと、位置や規模が伝わりやすい
・日付入り機能があるスマホ・アプリを使うとベター
ポイントは「状況がわかるように他人に伝えるつもりで撮る」ことです。写真に説明を添える感覚で、角度や範囲を意識しましょう。
スマホで十分。でも保管はクラウドに
「保険に使うからカメラが必要?」と思う方もいますが、スマホで撮った写真でも保険申請・業者相談に十分使えます。ただし、スマホだけに保存しておくのはリスクがあるため、消去や機種変更に備えてバックアップを取りましょう。
・GoogleフォトやiCloudなど、クラウド保存を使えば紛失リスクが減る
・LINEで業者に写真を送る際は、一度「フォルダ整理」してから送るとスムーズ
・動画で状況を撮っておくのも効果的(例:天井からのポタポタ音)
スマホのメモ機能で「〇月〇日台風後チェック」などと記録名を付けておけば、あとから見返しやすく便利です。
見積もり依頼時に必要な記録とは
業者に相談する際「とりあえず見に来てください」と伝えるだけでは、手配や診断が遅れてしまうことがあります。あらかじめ必要な情報を整理し、写真とセットで送ると対応が早くなり、見積り精度も上がります。
写真に加えて、以下の3点をメモしておくのが理想です。
1.被害を発見した日時と天気状況(例:10月12日台風通過直後)
2.被害箇所と症状(例:2階寝室の天井に直径20cmの濡れ)
3.被害が拡大していないかの経過(例:翌日には濡れが広がった)
これらを「LINEで写真+メモを一緒に送る」「PDF化されたチェックリストに書き込んで送る」ことで、現地調査の前に原因特定が進み、施工や保険申請も一歩先へ進められます。
FAQ|台風のあとに確認すべき雨漏りチェックリスト30項目についてよくある質問
台風直後は「異常なし」に見えても数日後に症状が出るケースが多く、初動対応の差が被害額と保険適用に大きく影響します。ここでは川西市で相談が多い疑問をピンポイントに解説します。
Q.台風直後は何時間以内に点検すべきですか?
A.可能なら当日中、遅くとも24時間以内が理想です。濡れ跡や変色は乾くと痕跡が薄れ、保険申請や原因特定の証拠力が下がります。
Q.見た目に被害がなくても写真は必要ですか?
A.必要です。被害なしの全景写真も「台風当日の状態証明」になります。後日症状が出た際に比較材料となり、経年劣化との切り分けに役立ちます。
Q.火災保険はどの程度から申請対象になりますか?
A.屋根材のズレや棟板金の浮き、外壁クラック拡大、室内の雨染みなど台風起因が推定できれば対象になり得ます。日付入り写真と発見時刻のメモを揃えましょう。
Q.応急処置は自分でしても大丈夫?
A.室内側の受け皿や養生、漏電回避のブレーカー確認などはOKですが、高所作業や屋根上は危険です。防水テープは一時対応にとどめ、早期に専門点検を依頼してください。
Q.業者へ送る写真はどのように撮れば良いですか?
A.原則「全体→周辺→接写」の三段階で、同一箇所を角度違いで2〜3枚ずつが目安です。室内は濡れた面と室内全景、屋外は建物全周の引き写真を揃えると診断が速くなります。
台風後の不安は“今日”解決へ|住まいるヒーローズに今すぐご相談を

台風後の雨漏りは早期発見が命で、当日の記録と正確な点検が補修コストと保険適用の成否を分けます。川西市では風の巻き込みや斜面地特有の吹き上げで、棟板金やサッシ周り、ベランダ排水がボトルネックになりやすく、数日遅れで天井染みが現れる事例も少なくありません。
住まいるヒーローズ|株式会社エースは「全景と接写の撮り方ガイド」に沿った写真確認と、必要に応じた現地調査で原因の特定と再発防止まで一気通貫で対応します。軽微に見える症状でも内部で水分が滞留していることがあるため、自己判断で放置せず専門家の目でチェックしましょう。
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