red-img

屋根塗装の下塗りの重要性を解説!下塗り塗料の役割・種類

塗装工事を検討されている方の中には、下塗り塗料の必要性に疑問を感じている方もいらっしゃるでしょう。 しかし、塗装工事において下塗り塗料は必ず必要なものです。 本記事では、塗装工事においての下塗り塗料の役割を解説し、下塗り塗料の必要性をお伝えします。

外壁塗装や屋根塗装の見積もりに書いてある「下塗り塗料」という項目。

塗装工事を検討されている方の中には、下塗り塗料の必要性に疑問を感じている方もいるかもしれません。

もし可能であれば下塗り塗料を使わずに、費用を安くしたいと思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、塗装工事において下塗り塗料は必ず必要なものです。

なぜならば、もし下塗り塗料を使わなければ、不具合が起きるリスクが高まり、結果として塗装工事が失敗に終わってしまう可能性があるからです。

では、なぜ塗装工事で下塗り塗料は必ず使わなければならないのでしょうか?

本記事では、塗装工事においての下塗り塗料の役割を解説し、下塗り塗料の必要性をお伝えします。

屋根塗装の下塗りって何?

下塗り塗料とは、塗装工事で最初に壁や屋根に塗る塗料のことで、仕上げに塗る塗料とは違い乳白色や透明な色をしています。

塗装工事では、まず外壁や屋根のひび割れ補修や高圧洗浄をした後に、下塗り塗料を塗っていきます。

下塗りをしないとどうなるの?

下塗りをした後に上塗り(仕上げ)をしていきますが、このときに下塗りを行なっていないと、どんなに高性能の塗料で仕上げても早い段階で剥がれてしまうなどの不具合が発生する可能性が高くなります。

そのため、塗装工事では下塗り塗料を塗るという工程が必要不可欠だといえます。

下塗りは外壁や屋根だけでなく、ウッドデッキなどの木部、鉄製の手すりなどを塗装する際にも、同じ理由で必要になります。

下塗り塗料を塗らないと不具合が発生してしまう理由は、下塗り塗料の役割が関係しています。

塗装工事において下塗り塗料が担う役割について、次の章で詳しく解説していきます。

下塗り塗料の役割

下塗り塗料は、塗装工事を行う上で様々な役割を果たします。

ここでは、下塗り塗料の主な役割を4つご紹介します。

外壁材と中塗り・上塗り塗料をしっかり密着させる

下塗り塗料の一番の目的は、上塗り塗料をしっかり密着させることです。

外壁材と中塗りや上塗りに使用する塗料をしっかり密着させることで、耐久性を高め、すぐに剥がれてしまうといった事態を防ぎます。

上塗り塗料が外壁材に染み込むのを防ぐ

下塗りを行わずに中塗りや上塗りをすると、気泡が入ったり、塗料が外壁材に染み込んだりすることもあります。

傷んだ外壁の表面はスポンジのように塗料を吸い込んでしまうので、上塗り塗料の機能を十分に発揮させ長持ちさせるために必要な厚みをつけることができなくなってしまいます。

その結果塗装面に色ムラや艶のムラができてしまい、見栄えが悪くなるだけでなく、塗装が薄くなっている箇所に不具合が発生してしまうこともあります。

下塗り塗料を塗ることで、傷んだ外壁に塗料が吸い込まれるのを防ぐことができるため、色ムラや艶のムラのない綺麗な仕上がりにできます。

ただし、下塗り塗料の使用量が十分でないと、下塗り塗料が外壁材に吸い込まれてしまい、上塗り塗料を密着させる役割を果たせなくなってしまいます。

そのため、外壁や屋根の劣化が激しい場合は、下塗り塗料を2回塗るなどの対策が必要です。

塗装の効果を上げる

上塗り塗料と同じように、下塗り塗料にもさまざまな機能を持つものが存在します。

防カビ、防サビ、遮熱、下地表面を固める機能などがあります。

お住まいの環境に合った下塗り塗料を組み合わせることで、塗装の効果を上げることが可能になります。

下地の色を隠して、綺麗な仕上がりにする

例えば、現在の外壁が濃い色の場合、淡い色に塗り替えようとすると、もとの外壁(下地)の色が透けてしまい、思った通りの色にならないことがあります。

そんなときは、白色の下塗り塗料を使って下地の色を少しでも隠すことで、より綺麗な仕上がりにすることができます。

下塗り塗料の費用相場

下塗り塗料の費用は、選ぶ下塗り塗料の種類やグレードによって変動します。

そのため費用は一概にはいえないのですが、1㎡あたり700~1,000円程度が相場になっています。

実際の塗装工事では塗装する面積によっても金額が上下するうえ、足場の設置や下地処理、高圧洗浄、上塗り、人件費などの費用がかかります。

下塗り塗料の種類

ここでは、下塗り塗料にはどのような種類があるかを紹介します。

下塗り塗料にはさまざまな種類がありますが、どれを使っても同じというわけではなく外壁や屋根の状況等に応じて最適なものを選定することが大切です。

基本的には塗装会社が外壁や屋根の劣化状態などを見て最適な種類を選んでくれるのですが、見積もりで提示された下塗り塗料がどのようなものかある程度把握することができれば、業者に確かな知識があるかどうかを判断することができます。

それでは、代表的な下塗り塗料の種類とその特徴、使用場面について解説します。

シーラー

シーラーは、外壁材と上塗り塗料を密着させる機能があり、外壁材に塗料が染み込むのを防ぐ機能も持っています。

シーラーには水性と油性の2種類があり、外壁材の種類や劣化状態によって使い分けます。

水性のシーラーはモルタルやコンクリート、石膏ボードの外壁材に、それ以外の外壁材は油性のシーラーを使用することが多いです。

油性のシーラーは水性よりも接着度が高いため、劣化が激しい下地に使われます。

プライマー

プライマーも機能としてはシーラーと同じで、外壁材と上塗り塗料の密着度を高めながら、外壁材に塗料が染み込むのを防ぎます。

プライマーには錆止め効果を持つものもあり、金属系サイディングボードやパネルにはプライマーを使用するというのが一般的です。

フィラー

フィラーは、シーラーやプライマーよりも粘り気のある材質の塗料で、外壁にシミやひび割れ、凹凸がある場合に表面をながすための下塗り塗料としてよく使われています。

まとめ

今回は、塗装工事において重要な下塗り塗料について、その役割や種類、費用相場などを解説してきました。

基本的には、塗装業者がお住まいの状態に合わせて下塗り塗料の選定をしてくれますが、本当に信頼できる業者なのか判断するためにも、知っておきたい知識です。

今回紹介した内容を踏まえて、満足のいく塗装工事にしましょう。

外壁塗装、屋根塗装をお考えの方は、住まいるヒーローズにお任せください。

ご相談やお問合せもお気軽にお待ちしております。

こちらの記事もおすすめ!

お問い合わせ
お問い合わせ
LINE友だち登録
LINE友だち登録
LINE 無料メール相談 0120-25-1030