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雨漏りを未然に防ぐことのできる正しい定期点検の方法と頻度とは?

一度雨漏りが発生してしまと、普通の生活を送るのも大変になります。

雨水が室内に浸入することを防ぐために、雨が降る度に準備しなければなりません。
また、室内の電化製品を壊したり、ソファーが濡れて使い物にならなくなったりすることもあるでしょう。

さらに雨漏りが一度発生してしまった物件は、市場価値も著しく下がってしまいます
一生懸命働いて手に入れたマイホームが、雨漏りで台無しになってしまっては資産が大幅に減ってしまうことにもなりかねません。

そこで実施したいのが、定期的な屋根の点検です。
ここでは、雨漏りを未然に防ぐための定期点検について、頻度や料金など詳しく紹介していきたいと思います。

目次

屋根における定期点検の必要性

住宅は、毎日紫外線や風雨の影響を受けて徐々に劣化していきます。
この劣化の影響を受け、雨漏りもあわせて徐々に進行していくのです。
これは、どれだけ高級な住宅でも防ぐことは不可能です。

ほとんどのケースで、室内に雨水が浸入するのは雨漏りがかなり進行した後の状態です
急に雨漏りが発生するのは、台風による強風で突然屋根が壊れるなど特殊な状況に限られます。
実はかなり前から屋根裏では雨漏りが続いており、木材が腐食するなどして室内にまで雨水が達するというケースがほとんどなのです。

これはつまり、雨漏りは室内に達する前に防ぐことができることを意味しています。
雨漏りは病気に似ており、不具合を早期に発見し対処すれば大事に至ることはありません。

しかし、不具合を長期間放置してしまうと、思わぬ大きなトラブルに発展するだけでなく、修理に莫大な費用がかかることにつながってしまうのです。
つまり、定期的な点検により不具合がないか確認することは、人間でいう健康診断みたいなものと捉えることもできます。

特に屋根の上は、ちょっと見ただけでは劣化の症状が分からないものです。
また、劣化は外観だけでなく内部で進行していることも少なくありません
そのような状況でも、いち早く雨漏りの兆候に気づき修理を実施するためには、定期点検が不可欠というわけです。

プロによる定期点検が重要

屋根の状態を詳細に点検するには、屋根に上がらなければなりません。
しかし、慣れていないと屋根から落下する危険もあるため、素人が安易に屋根に上がるのは絶対に避けるべきです。

また、屋根の上での歩き方を知らないと、屋根材を踏んで壊すおそれもあります
点検をするだけのつもりが、雨漏りの原因を作ってしまっていては本末転倒ですよね。
さらに、屋根の不具合にも色々な種類があるので、専門的な知識がなければ判別が難しいでしょう。

これらのことを考えると、定期点検はプロの業者に依頼するべきといえます。
プロに定期点検を依頼すれば、屋根の劣化状況からメンテナンスの必要性まで、安全かつ確実に診断してくれることでしょう。

定期点検はどれくらいの頻度で実施する?

プロの業者による定期点検は、5年に1度くらいの頻度で受けておいた方が安心できます。
特に新築なら数年で劣化してしまうことはないでしょうから、そこまで頻繁に実施する必要はないでしょう。

ただし、築10年以上を経過して屋根のメンテナンスを実施していない場合は、毎年点検を実施しておいた方が無難でしょう。
築10年も経過すれば、軽度の破損や腐食が1つや2つは見られるようになります。
後は、被害が拡大する前にメンテナンスをするかどうかの問題となるので、毎年経過を見て判断する必要がでてくるのです。

もちろん、早くメンテナンスや修理を実施するに越したことはありません。
それから、台風や豪雨のような雨漏りの原因となる自然災害が発生した場合は、点検をしてもらった方が無難です。
突風により屋根材が飛ばされるなどの被害を受けた場合は、劣化の進行に関係なく突然雨漏りが発生することもあります。

自然災害により雨漏りが発生した場合は、火災保険を使い修理することが可能です
加入している火災保険にもよりますが、台風や豪雨による被害は風災に認定され、風災補償がついている火災保険なら保険金で修理できます。
間違いなく風災に認定してもらうためにも、なるべく自然災害が発生してすぐに業者に点検してもらうようにしてください。

定期点検を依頼する際の注意点

屋根の点検方法も、業者によって様々な方法があります。
また、かける費用によって、調査できる範囲も異なってくるでしょう。
業者に屋根の点検を依頼する際は、以下のことに注意するようにしてください。

きちんと屋根に上がって調査してもらう

屋根の劣化や破損を点検してもらうのですから、屋根に上がってもらわなければ意味がありません
しかし、特に点検無料を謳っている業者は、屋根にも上がらない簡単な調査しか実施しないケースも多いようです。
そのため、きちんと屋根に上がって調査をしてくれる業者を選ぶことが、まずは大切なことといえます。

さらに、屋根裏までもぐって調査してくれるような業者ならより安心できます
雨水が浸入している状態なら、屋根裏には何らかの痕跡が残っているものです。
外から見ても分からないほど小さな破損や劣化も、屋根裏からなら見つかる可能性が高くなります。

少し料金はかかるかもしれませんが、建物を長持ちさせるためにも詳細な点検をお願いして損はないかと思います。

状況を写真やビデオで見せてもらう

屋根の点検は、屋根に上がったり屋根裏にもぐったりして実施されます。
当然依頼するあなたはついていけないので、状況は業者の言っていることを信じるしかありません。
しかし、悪徳な業者は嘘の説明をして、必要のない修理工事をさせようとしてくるかもしれません。
残念なことですが、雨漏り修理の業界は悪徳業者も多く、お客様を騙そうとする業者も少なくないのです。

業者に嘘の説明をされないためにも、点検の様子は写真や動画で見せてもらうようにしてください
できるなら動画の方が、状況がきちんと把握できるのでオススメです。
最近はスマホで動画や写真も簡単に撮影できるので、優良業者ならきちんと対応してくれるはずです。

逆に、写真や動画の提出を拒むような業者は、屋根の上で何をしているか分かりません。
きちんと点検もせずに嘘の報告をすることや、わざと屋根材を壊す事で修理の契約を取ろうとしてくるおそれがあります。
このような業者を避けるためにも、事前に写真や動画で状況説明してもらえるか確認するようにしてください。

自分でできる簡単な点検方法

写真:雨漏りセルフチェック

屋根に上がるなど危険な行動をしない範囲で、ご自身で点検を実施することも重要です。

毎日点検する必要はありませんが、月に一度などある程度頻繁にチェックしていればいち早く異常に気がつくことができます。
異常があれば専門業者に連絡することで、適切な対処ができるようになりますね。

自分で屋根周りの点検をする際は、以下のようなことをチェックしておくといいでしょう。

  • ・屋根材がずれていないか
  • ・屋根に草やコケが生えていないか
  • ・板金が錆びていないか
  • ・板金が浮いたりずれたりしていないか
  • ・雨どいにゴミが詰まっていないか
  • ・外壁にひびや剥がれがないか
  • ・著しく変色していないか

また、室内からも雨漏りの兆候を簡易的に点検できます。
室内では、以下のような点をチェックするようにしてください。

  • ・天井やサッシ周りなど不自然に湿っているところはないか
  • ・天井や壁のクロスが浮いたり剥がれたりしていないか
  • ・室内がカビ臭くないか
  • ・クローゼットがカビ臭くないか
  • ・屋根裏や床下をのぞいてカビや腐食がないか

特に室内にまでカビ臭などの異常が見られる場合は、見えない部分で雨漏りが発生している可能性が非常に高い状態です。
放置すると室内に雨水が浸入するおそれもあるため、早めに業者に点検してもらうようにしてください。

雨漏りの定期点検にかかる費用雨漏りの定期点検にかかる費用

屋根の点検にかかる費用は、簡単なものだと無料で実施してもらえることもあります。
お金がかかったとしても、屋根や屋根裏を目視で点検する程度なら、5000円~15000円程度で実施してくれることが多いようですね。

しかし、無料でできることは限られるため、心配なら有料でも大規模な点検も検討した方がいいでしょう。
特に、目視の検査で雨漏りが見つかった場合は、雨水の浸入経路を特定するために詳細な検査が必要です。
検査により雨漏りの原因が特定でなければ、修理することもできないのです。

それから、遠方の業者に定期点検を依頼した場合、出張費用を請求されることがあります。
車で現場を訪れるにもガソリン代が必要なので、これは仕方がないことですね。

ただ、近所の業者にお願いすれば、出張費用がかからないケースも少なくありません。
屋根の定期点検にかかる費用を少しでも抑えるのなら、地元密着で活躍する優良な雨漏り修理業者に点検を依頼するようにしてください。

悪徳業者には依頼しないよう注意

定期点検を業者に依頼する際は、優良業者かどうか慎重に見極める必要があります。
悪徳業者に検査を依頼しても、屋根の状態が分からないばかりか、必要のない修理を押し付けられるおそれがあります。

悪徳業者から身を守るためには、悪徳業者の特徴を知っておく必要があるでしょう。
最も多い悪徳業者の手口は、突然やってきて屋根の点検を勧めるというものです。
「近所で工事をしているから挨拶に来た」「近くを通ったら屋根が壊れているのが見えた」などと言って、点検することを勧めてきます

しかし間違っても、突然訪問してきた業者に点検を任せてはいけません。
訪問販売をしている悪徳業者は、「無料で屋根に上がって点検します」などと言ってきますが、見えないところで何をしているか分からないのです。
ひどい業者になると、わざと屋根材を壊して「修理が必要」などと迫ることもあるようです。

悪徳業者を屋根に上げることは、リスクしかありません。
ホームページなどを確認し、安心できる業者かどうか確認した上で点検を実施してもらうようにしてください。

点検で異常が見つかったらどうする?

点検で屋根に破損が見つかったら、なるべく早期に解決しなければなりません。
なぜなら、生活に問題がなかったとしても、見えない部分で腐食が進んでいる可能性が高いからです。
最悪の場合は、住宅を建て替えなければならない状態になるおそれもあります
点検で得た情報を活かし、被害を最小限に抑えるためには素早い対応が最も重要です。

とは言え、焦って工事の契約をする必要はありません。
雨漏りなどの修理は費用も高額になるケースが多いため、しっかりと依頼する業者を吟味したり値段交渉をしたりすることは重要なことなのです。
何でもかんでも業者の言いなりになっていると、損してしまうおそれもあるでしょう。

劣化がそこまで激しくなく破損もないような状況なら、経過を見守るという選択肢もあります。
修理が必要かどうかまで、業者に相談してみればいいと思います。
優良な業者なら、あなたが損しないよう的確にアドバイスしてくれることでしょう。

雨漏りの点検もエースにお任せください

屋根の定期点検は、住宅に長く住み続けるために不可欠です。
雨漏りなどの初期症状をいち早く察知することができれば、建物本体が腐食してしまうことを防ぐことができるのです
さらに、簡単で費用のかからない修理だけで済ませることもできるでしょう。

屋根の点検は、地域の優良業者に依頼することが確実です。
地域密着で営業する雨漏り修理業者なら、信頼性を大切にするためお客さんの不利益になるようなことはしません。
また、一度点検を依頼すれば、定期的に気にかけてくれることでしょう。

もし、豊中市周辺で屋根の点検を検討中なら、私たちエースにお任せください。
私たちは、地域の皆様にスピーディーできめ細かいサービスを提供するため、地域密着にこだわって営業しております。
点検はもちろん、発生した雨漏りも原因を突き止め確実に修理しますので、お気軽にお問い合わせください。

長谷川 昭人

WRITER長谷川 昭人

代表取締役

平成10年に塗装職人をスタートさせ、個人事業主のときも含めると創業24年以上。今では、国家資格の一級塗装技能士の検定員として職人の検定や実技の指導をするほど、塗装に関する技術や知識を認められるようになる。 アステックペイントというオーストラリアでの遮熱塗料シェアNo1の日本法人からも「関西での実績No1だ」と言われるようになりました。 経営理念、「住まいを通じて『安心』『快適』『感動』を証明する」を元に、お客様と社員の喜びづくりを軸に活動中。

[更新日: 2023-11-8]

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