
モルタル外壁の真実|ひび割れ・下地・耐用年数を理解する塗装術とは?
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モルタル外壁は、時代が変わっても根強い人気を誇る外壁材です。派手さはありませんが、長く住むほどに“静かな味わい”が出るのがモルタルの魅力。しかし本当の強さや弱点、メンテナンスのコツを知っている方は案外少ないものです。今回のお役立ちコラムでは、モルタル外壁の本当の特徴や劣化、正しい塗装術について、現場目線で丁寧にお伝えします。
モルタル外壁は、時代が変わっても根強い人気を誇る外壁材です。その一方で、「ひび割れが気になる」「補修してもまた傷んでしまう」「うちはあと何年持つのだろう」といった不安や疑問もよく耳にします。
派手さはありませんが、長く住むほどに“静かな味わい”が出るのがモルタルの魅力。しかし本当の強さや弱点、メンテナンスのコツを知っている方は案外少ないものです。
今回のお役立ちコラムでは、モルタル外壁の本当の特徴や劣化、正しい塗装術について、現場目線で丁寧にお伝えします。
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モルタル外壁は本当に丈夫?他素材との違いを“正しく”知る
「モルタルは昔ながらで丈夫」と言われる一方で、サイディングやALCなど新しい外壁材も増えています。
自分の家の壁がどんな素材なのか、どこが違うのか、意外と知らない方も多いのではないでしょうか。この章では、モルタル外壁の仕組みや特徴をわかりやすく解説し、他の壁材との違いもひも解いていきます。
モルタル外壁の仕組みと構造上の特徴
モルタル外壁は、セメント・砂・水を混ぜてつくられる“左官仕上げ”の壁です。職人の手作業で塗り重ねるため、独特の風合いや重厚感が生まれるのが魅力。一方、現場で仕上げるため気温や湿度、施工者の腕によって出来栄えが左右されやすいという一面も持っています。
また、パネル式のサイディングと比べて“継ぎ目”が少なく、見た目が美しいのも特長です。ただし、表面が硬い分、ひび割れ(クラック)が発生しやすい点も見逃せません。
サイディングやALCとの違い・メリットデメリット
サイディングやALCと比べて、モルタル外壁は“しっとりと落ち着いた表情”が特徴です。サイディングは工場生産のため品質が安定し、ALCは断熱性や防火性に優れています。対してモルタルは「現場の手づくり感」と「重厚さ」で根強いファンが多い一方、材料自体が硬く乾燥による収縮も大きいので、どうしてもひび割れが起こりやすくなります。
また、防水性も塗膜でカバーするため、塗装のメンテナンスは欠かせません。それぞれに強みと弱みがあり、自宅の個性に合わせた手入れが必要になります。
経年で起こる主な劣化症状
モルタル外壁の劣化で一番目につきやすいのは、やはり“ひび割れ”です。細いものから深いものまで、放っておくと雨水が内部に入り込み、壁の浮きや剥がれ、さらには下地の腐食につながることも。色あせやチョーキング(手で触ると白い粉がつく現象)、藻やカビの発生も見逃せません。
現場でも「気づいたらひび割れが広がっていた」「前より色が薄くなった」といった声をよく聞きます。早めの点検・補修で、大掛かりな修理を避けられるのがモルタル外壁のポイントです。
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ひび割れや浮き、どう直す?補修と塗装の静かなプロセス
モルタル外壁は、丈夫な印象がある一方で「ひび割れ」や「壁の浮き」が気になるとご相談を受けることも多いです。どれだけ丁寧に施工しても、経年で必ず変化は出てきますが、早めの補修と正しい手順を踏むことで、長く住まいを守り続けることができます。
ここでは、ひび割れが起こる理由から補修の流れ、そして再発防止まで、プロの現場感覚を交えて解説します。
モルタルにひび割れが起こる本当の理由
モルタルは乾燥による収縮や、建物の揺れ・気温差で動きが生じることでひび割れが発生します。新築直後に細かなひびが出てくるのは珍しくありませんし、築年数が経つと雨風や紫外線の影響も加わり、次第にクラックが広がることもあります。
また、構造上の動きや地盤沈下が重なると、深いひびや浮き上がりも出やすくなります。ひび割れ自体は完全には避けられないものですが、放置せず早めの補修が大切です。
下地処理や補修の流れ・現場目線での注意点
ひび割れの補修は、まず原因や深さの見極めから始まります。細いひびなら防水材の注入やシーリングで十分ですが、深いクラックや浮きがある場合は、下地ごとしっかり補修する必要があります。
現場では、クラック部をU字やV字にカットし、プライマーを塗ってから専用の補修材を充填、さらに塗装下地として整えます。注意したいのは「見た目だけの補修」にせず、きちんと内部まで補修しておくこと。ここを省略すると、数年後に同じ場所がまた割れる…ということになりやすいです。
再発防止のために気をつけること
一度ひび割れを直しても、下地の動きや気候の影響で再発することはあります。補修後も安心して過ごすためには、壁の動きに追従しやすい弾性塗料を選ぶことや、定期的な点検・メンテナンスが不可欠です。
また、モルタル壁の浮きや爆裂など異常が出た際は、無理に自分で直そうとせず、必ずプロに相談しましょう。現場では「何度も同じ場所が割れて…」とご相談いただくことも多いですが、原因の見極めと補修の質次第で、長持ちさせることができます。
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モルタル外壁の塗装、どこまで持つ?耐用年数と塗料選びのリアル
モルタル外壁の塗装は、家の美観を守るだけでなく、ひび割れや劣化から家をしっかり守る大事なメンテナンスです。
「どんな塗料を選べばいいの?」「うちはあと何年持つの?」と悩む方も多いですが、現場経験から言えることは、正しい知識と計画的な塗装こそが、住まいの寿命を大きく左右するということです。
ここでは、塗料の選び方や耐用年数についてリアルに解説します。
モルタル外壁に向いている塗料の種類と特徴
モルタル外壁には、弾性塗料やシリコン塗料がよく使われます。弾性塗料は壁の動きに追従しやすいので、ひび割れを防ぐのに効果的です。また、シリコン塗料はコストと耐久性のバランスが良く、汚れに強いのも特徴です。
最近は、ラジカル制御型塗料やフッ素塗料も人気です。ラジカル制御型は紫外線や雨風に強く、色あせやチョーキングを抑える効果があります。フッ素塗料は、長持ちする分価格もやや高めですが、できるだけ塗り替え回数を減らしたい方にはおすすめです。
ただし、どんな塗料でも下地処理や適切な施工があってこそ、本来の性能を発揮します。「塗ればOK」ではなく、壁の状態や築年数に合った塗料選びが大切です。
塗装の耐用年数はどれくらい?地域差・気候との関係
モルタル外壁の塗装は、一般的に10~15年がひとつの目安です。
ただし、これはあくまで目安であり、実際には地域の気候や家の立地条件で大きく差が出ます。
たとえば、風通しが悪く日陰になりやすい場所ではコケやカビが生えやすくなり、早めの塗り替えが必要な場合もあります。
逆に、日当たりや風通しが良ければ、塗装の劣化も緩やかです。とくに沿岸部や雨の多いエリアでは、防水性の高い塗料や定期的なメンテナンスが重要です。
耐用年数だけで判断せず、実際の壁の状態や地域性を考えて塗装計画を立てるのが、後悔しないリフォームのコツです。
失敗しない塗装プランを立てるコツ
「次は何年後に塗り替えるのがいいの?」と迷ったら、まずは専門家による現地診断を受けましょう。壁の細かな傷みや下地の状態を見極めてもらうことで、最適なタイミングや塗料の種類も提案してもらえます。
また、見積もりを複数取って内容を比較することも大切です。
価格だけでなく、どんな下地処理やアフターサポートが含まれているかもしっかり確認しましょう。
「安さ」だけで飛びつくと、後々トラブルになることもあります。
自分に合った塗装プランを、焦らずじっくり検討することで、長持ちする家をつくることができます。
困ったときは、経験豊富な塗装店に相談するのが一番安心です。
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住まいるヒーローズに相談して納得できるモルタル外壁塗装を
モルタル外壁は、手間もかかるけれど、そのぶん長く味わいが深まる壁材です。
しかし、ひび割れや塗装のタイミング、補修方法に迷ったときは、ひとりで悩まずプロに相談するのが一番の近道です。
住まいるヒーローズ|株式会社エースでは、お住まいの現状診断から最適な補修・塗料選び、アフターサポートまで、すべてわかりやすく丁寧にご案内しています。
「そろそろ外壁のメンテナンス時期かな」
「前よりひび割れが増えた気がする」
そんな小さな気づきや不安でも、どうぞお気軽にご相談ください。
お問い合わせは、問い合わせフォーム、メール、お電話、またはショールームへのご来店で承ります。一度プロに見てもらうだけでも、きっと安心感が違います。長く家を守りたい方は、住まいるヒーローズ/株式会社エースまでお声がけください。